レバレッジ勉強法
【題名】レバレッジ勉強法
【著者】本田直之
【出版社】だいわ文庫
【本の紹介】
レバレッジコンサルティング代表の著者がレバレッジをキーに書くシリーズの一作。「勉強も嫌いだが、無駄なことはもっと嫌い」と言う著者が、レバレッジをかけて勉強するための仕組みづくりを書いた本。
【パンチライン】
良い情報を求めるとリターンは得られない。情報を選ぶ際は必ずアクティブ思考で。つまり、「良いもの」ではなく「自分に必要なもの」だけをセレクトしインプットする。
いずれのケースも最短距離でレバレッジをかけると言う意識を持ちましょう。
【誰にどんな時に読んでほしいか】
無駄が嫌いな人。無駄が多すぎると感じている人。無駄を減らしたい人。これから勉強(大人の)を始める人。
【個人的なお気に入り】
「活用」はしているが、「頼る」ことはしない。全ての勉強において主となるのは自分。
Googleという巨大図書館は日々進歩していますので、折を見て活用術をまとめた本を読んで勉強しておきましょう。
【この本を踏まえて】
勉強をする際は戦略的にすべし。
私自身大学受験は戦略的に勉強することができた。誰からもすごいと言われるということが目的だった私は、自分が最も効率的にプロップスを得られるように計画を立てた。闇雲に1番である東大を志望するわけではなく、得られるプロップス・実現可能性・出題の相性など、コストパフォーマンスを熟慮した。
著者もおそらく、コストパフォーマンスを最高の勉強をしようということが言いたいのだと思う。コストパフォーマンスを考えずにがむしゃらにやることでも意味があるのはせいぜい義務教育までだろう。義務教育ではいわゆる”勉強”以外にも学ぶことがたくさんあるからだ。ガムシャラに効率の悪い勉強をすることでも一つの学びを得られるし、勉強をしないことでも学びを得られる。ただこういった遠回りの勉強の仕方は大人になるまでに終わらせておくべきだろう。
そういった勉強ではなく大人の勉強を始める際に考えるべきなのがコスパを考えるということ。すなわちレバレッジをかけるということ。この本を読んで一度勉強の仕方を考えてみる価値はほとんどの人にあるだろう。