3月11日 wbs まとめ
【3月11日】
・コロナショック どうなる世界経済
トランプ政権は10日、景気不安に対応し大型減税などを議会に提出。しかしトランプ大統領は予定された記者会見に姿を表さず。大規模な財政出動に野党は選挙対策だとして反発。アメリカの感染者は1039人。死者は29人。ニューヨーク市は中国からの観光客が25%減ると見積もっている。ニューヨーク市郊外ニューロシェルでは、礼拝所を中心に108人の感染が確認され、町の一部が封鎖。住民は自宅待機。アメリカではこの数日で感染者が急増。10日には1000人に達し、日本を遥かに超えた。大統領専用航空機に同乗していた人も感染確認された。
イタリアは感染者数が1万人を超え、中国に次ぐ多さに。国内全域で移動制限を開始。ヨーロッパの武漢。モラトリアム発動。モラトリアムは日本で言うと100年前の関東大震災で発動された非常事態の策。借金の利払いの一時停止するもの→銀行の資金繰り悪化も。→銀行に対しての支援をしなければならない。
オーストリアはイタリアからの入国を原則禁止に。ヒトやモノの行き来の自由が制限されるわけで、euの基本理念がコロナにより揺らがされている状態。euは緊急首脳会議を開催し、総額250億ユーロ（約3兆円）の基金創設へ。ECB（ヨーロッパ中央銀行）のラガルド総裁は「今動かなければ経済にリーマンショック級の打撃になる」と警告。
イギリスのイングランド銀行も3年7ヶ月ぶりとなる利下げに踏み切っている。
日本では現在春闘の時期。トヨタ自動車では7年ぶりのベア（ベースアップ）見送り。賃上げは月額8600円。鉄鋼大手3社も7年ぶりに月額賃金の引き上げを見送り。コロナの影響により回答の遅れている企業が多数。
12日にはギリシャのオリンピアにて聖火の採火式が行われるが、本番も無観客で行う。
オリンピック大会組織委員会の高橋理事により、開催延期の案も浮上している。しかし組織委員会は延期を検討していないと言う。
上海ディズニーリゾートではテーマパークは封鎖中だが、ショッピングエリアなどは営業再開。子供用の遊具などの消毒も積極的に行い、他の客と距離を保つことやマスク着用などを呼びかけている。店では他の客との接触を避けるため、出入り口が分けられている。また、店に入る際は名前と電話番号を控え、熱を測る。湖北省政府は武漢市について、世界的に大きな影響を持つ企業であれば、感染予防の徹底を条件に順次再開を認めた。これを受け武漢にあるホンダの工場は一部再開。
アメリカは日本の4倍の経済規模
日本では、3ヶ月で収まったとしても4.5兆円、一年続くと16兆円の損害。もっとどでかい経済政策をとるべき。
・長期化する在宅政策
ホテルのビュッフェなどは中止になり、ホテルは昨対50%減になるが、キャンプなどはファミリー層による需要が増えている。野外なら安心して過ごせるとのこと。外出自粛があるので、自宅で行えるフィットネス商品が人気。バッティングセンターも1.4倍の人気。在宅によるストレスが影響か。
・のぞみ増発 世界最高5分に1本
前回の東京オリンピックを機に開通した東海道新幹線。もともと6分に1本あり、世界最高だったが、それがさらに増発する。季節や曜日、沿線のイベントから利用人数を予測しダイヤを作成。今回もオリンピックが大きく影響する。片道で二本増やせば上下線で5000席の増強。混雑する金曜日の夕方などは普通車の指定席は売り切れてしまう。欲しい時間の欲しい席を提供するためには増席が必要。現在の主力N700Aは最高時速が285kmあるが、700系は270kmであったためそちらに合わせて走っていた。しかし700系を今回のダイヤ改正で引退させたことにより、全てが285kmで走れるようになった。東京駅には新幹線のホームが6つあるが、出入りする線路は上下線で1本ずつ。そのため、ポイント切り替えと列車の出入りをより効率化せねばならない。いままでの折り返し清掃では12分かかっていたが、2分短縮し10分になった。秘訣は道具の改良。モップとホウキを一本にまとめたり、水分検知機能付きのホウキ。
・東日本大震災から9年
復興に新型コロナの影。政府主催の追悼式を中止し、官邸で献花式に。おととしに震災前の水準まで回復した松島でも、コロナによりキャンセルが相次ぎ不安が高まる。
・選抜高校野球 初の中止
太平洋戦争の影響で1942ー46年まで中止はしたが予定されていた大会が中止となるのは史上初。
・新型コロナ
国内感染者619
退院者103
ユニチャーム24時間マスク増産これでも受注量には足らない
