イラク戦争 簡単にわかりやすく
イラク戦争とは
イラクが大量破壊兵器を保有しているとして、アメリカをはじめとした有志国が軍事介入し、サダム=フセイン政権を倒した戦争。
サダム=フセインは戦争後に捕捉され死刑に処された。
イラク戦争自体は50日もなかったけれど、空爆などで大量の死者を出した。
実は日本もこの戦争に関わっている。小泉政権はアメリカの指示を表明しており、イラク特別措置法を制定して人道支援のため自衛隊をイラクに派遣した。
↑簡単にいうとこんな感じ。
↓では詳しい原因をまとめる。
話は1990年の湾岸戦争に遡る。イラクが石油輸出国のクウェートに侵攻し、国連の多国籍軍は空爆を行い、イラク軍を敗走に追い込んだ。
この湾岸戦争終結の際に国連とイラクの間で結ばれた決議には「イラク内にある大量破壊兵器を全て破棄する」という内容があった。
ところがその後、国連がイラクに対し査察に入ろうとするとイラク側は拒否。国連側はイラクに対し、不信感を持つようになる。さらに9.11が発生すると、アメリカは犯行グループのアルカイダとイラク政府が繋がっていると考えるようになる。
ブッシュ大統領は「イラン・北朝鮮・イラクは悪の枢軸、テロ支援国家である」と演説を行ったほど。
2003年にはイラクがまだ大量破壊兵器を保有しているとして新しい国連決議が採択され、イラクに大量破壊兵器の情報開示が求められた。これに対しサダム=フセインは仕方なく認める。
査察団はイラク国内で大量破壊兵器を見つけられなかった。しかしアメリカはサダム=フセインをアルカイダが繋がっているとして、武力制裁を与えることを決定。
国連安保理の中でも、仏・独・露・中は軍事介入に反対。しかし英米は強行。フセイン大統領の即時国外退去を命じ、従わなかったため空爆という先制攻撃を開始。
大量破壊兵器も見つかることはなかったし、イラクは新政権が樹立されてからも治安が悪いということで、介入の意義に疑問が残る。